Takeshi

失敗

泣いて馬謖を斬る/規律を守るリーダーの苦渋の断行

泣いて馬謖を斬る出典『三国志』「蜀書馬良伝」「泣いて馬謖を斬る」は、中国の三国時代に、蜀漢の宰相である諸葛亮(孔明)が、軍律を守るために溺愛する部下・馬謖(ばしょく)を処刑した故事に由来します。この出来事は、リーダーとしての厳格さと責任感、...
韓非子

矛盾/究極のパラドックスに隠された知恵

出典:韓非子矛盾とは「矛盾」は、中国の古代思想を学ぶ上でよく知られた故事成句で、物事の対立や論理の自己矛盾を象徴する表現として現代でも幅広く用いられています。この故事は古代中国の『韓非子』(かんぴし)という法家思想の著作に収められており、「...
韓非子

小利を顧みるは則ち大利の残なり/目先の利益を優先し、大きな利益を逃してしまう

出典:韓非子「小利を顧みるは則ち大利の残なり」とは「小利(ショウリ)を顧(かえり)みるは則(すなわ)ち大利(ダイリ)の残(ザン)なり」は、「小さな利益に気を取られると、大きな利益を損なうことになる」という意味です。「顧みる」は「気にかける」...
老子

強梁なる者はその死を得ず/力に頼る者の末路

出典:老子「強梁なる者はその死を得ず」とは?「強梁(キョウリョウ)なる者はその死を得ず」とは、「強引で暴力的な者は、自然な死を迎えることができない」という意味です。「強梁」とは、強暴で頑固な性質を指し、「その死を得ず」とは、自然な死を迎えら...
孟子

彼も丈夫なり、我も丈夫なり/志をたてて努力すれば勇士になれる

出典/孟子「彼も丈夫なり、我も丈夫なり」とは?この故事は、「彼も立派な男子であり、私も立派な男子である。だから、彼にできることは私にもできるはずだ」という意味です。つまり、他人が成し遂げたことを自分も努力すれば達成できるという、自己信頼と努...
老子

大巧は拙なるが如し/真の実力は静かに現れる

出典:老子「大巧は拙なるが如し」とは?大巧は拙なるが如し(たいこうはせつなるがごとし)」とは、「真に巧妙なものは、一見すると不器用に見える」という意味の故事成語です。卓越した技術や知恵を持つ人は、派手な振る舞いや誇示をせず、自然体で物事を行...
諸子百家

荒唐無稽/荘子の「常識を超える思考」のすすめ

「荒唐無稽」とは、道理に合わず、根拠もなく、現実的ではない話や考え方のことを指します。もともとは荘子の思想に由来します。孔子が「中庸」や「礼」を重視したのに対し、荘子は自由と解放を愛しました。その中でも「荒唐無稽」は、思考の羽を縛ることなく、何者にも縛られない“想像力の翼”を広げる象徴です。
教訓

蟷螂の斧(とうろうのおの)/小さな勇気、大きな挑戦

出典:荘子「蟷螂の斧」は、一見無謀とも思える挑戦を意味します。具体的には、螳螂(カマキリ)がその小さな鎌を振りかざし、自分よりはるかに大きな敵に立ち向かう姿を描いた言葉です。この行為は、たとえ勝ち目がなくとも立ち向かう勇気や、困難に対する挑...
友愛

人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり/現代ビジネスに活かす智慧

出典:老子(道徳経)第33章「人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり」とは?この故事は下記のように解釈されます:「人を知る者は智なり」他人の性格や行動、価値観を理解し、適切に対応できることは「智」(知恵)である。これは観察力や洞察力を指しま...
教訓

身を修むるは其の心を正すに在り/心を整えずして、人は整わない

出典/大学「身を修むるは其の心を正すに在り」とは「身を修むるは其の心を正すに在り(みをおさむるは そのこころをただすにあり)」とは、「自分自身の言動や態度を正しく整えるには、まず内面の“心”を正すことが必要である」という意味です。この言葉は...