諸子百家

荘子

魚を得て筌(うえ)を忘る/目標達成で恩義を忘れる

出典:『荘子』外物篇「魚を得て筌を忘る」とは?魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)とは、魚を釣ってしまうと、釣り道具の筌(竹製漁具)を忘れてしまうということ。 転じて、その目的を達成をすると、役立ったものを忘れてしまうたとえ。目的を達...
韓非子

和氏の璧/最高価値の伝説的な宝玉を守る

出典:韓非子「和氏の璧」とは和氏の璧(かしのへき)とは、古代中国で最高の宝玉とされ、特に純粋な美しさと価値の象徴として知られる玉(ぎょく)です。この宝玉は多くの物語や逸話に登場し、ときには王権の象徴や外交の重要な道具として扱われてきました。...
孔子

琴を鼓するを師襄子に学ぶ/演奏から作者の精神性を見抜く

出典:論語 出典と概要「琴を鼓するを師襄子に学ぶ」は、『史記』や『論語』などで由来する故事で、孔子が音楽を通じて深い教養と感性を育んだエピソードを示しています。この逸話は、孔子が自身の思想形成において、音楽の重要性をいかに重視したかを伝える...
荀子

青は藍より青く藍より青し/学びと成長の無限性

学びと成長の無限な可能性                出典:「荀子」勧学篇「青は藍より青く藍より青し」は、中国の思想家・荀子(じゅんし)の著作『荀子』に記された有名な故事です。この言葉は、弟子が師の教えを受け、さらなる高みへと到達すること...
墨子

不偏不党/公正を貫く墨子の教え

出典/墨子不偏不党とは「不偏不党(ふへんふとう)」とは、「偏らず、党派心を持たない」という意味で、物事を公平かつ中立に判断することを指します。ここでの「偏」は偏見を持つこと、「党」は一方的な味方をすることを指します。「不偏不党」とは、個人的...
成功

大器晩成/長期的な視野で成功をつかみ取る

出典:『老子』「大器晩成」という故事は、「偉大な人物や成果は時間をかけてゆっくりと成し遂げられる」という意味を持つ故事成語です。この言葉は、現代のビジネスシーンにおいても、焦らず着実に取り組むことの重要性を説いています。本稿では、この言葉の...
ビジネス

破天荒/挑戦したことがない領域を切り開く

出典:『北夢瑣言』※「晋書」を初出とする説もあり。破天荒(はてんこう)とは「破天荒」は、現代の日本語では「前例がなく、初めて成し遂げられること」を指す故事成語です。日常会話やビジネスシーンでも「破天荒な発想」「破天荒な挑戦」という形で使われ...
教訓

千里の道も一歩/大きな目標に向かって、まずは一歩進め!

出典:『老子(道徳経)』はじめに老子は、中国の古代思想家であり、道家(どうか)の祖とも呼ばれています。その代表的な著作とされる『老子(道徳経)』には、数々の名言・格言が記されています。そのうちの一つが「千里の道も一歩から(千里之行 始於足下...
孟子

絶巧棄利/不要な工夫と利益を捨てる老子学

出典:道徳経老子の教え「絶巧棄利」(ぜっこうきり)とは?老子が説いたとされる「絶巧棄利」は、『道徳経』第19章に下記の文章があります。絶聖棄智、民利百倍;絶仁棄義、民復孝慈;絶巧棄利、盗賊無有訳:聖と智を棄(す)てれば、民の益は百倍。仁と義...
荘子

明鏡止水/荘子に学ぶ、静寂と平静のシンボル

出典:荘子明鏡止水とは「明鏡止水」という故事の時代背景には、古代中国の哲学的な考え方が深く関係しています。特に、道家思想を代表する『荘子』には、自然の摂理に従って生きることや、心の平穏を保つことの大切さを説いています。当時、中国社会では戦乱...